日本での幸せライフレシピ
美容関係のフリーランサー
グエン・トュイ・チンさん
日本に来たきっかけは何ですか?
本日のインタビューのご質問にお答えする前に、GBNIの読者の皆様にご挨拶申し上げます。このような機会を得て、私の経験を皆様に共有できることを大変嬉しく思います。
私は小学校6年生のころから日本語と日本文化に親しみ、それ以来私の中で「日本熱」が燃え続け、渡日を後押しされました。今では、日本で暮らし、働いて、早10年近くになります。
現在、何のお仕事をなさっていますか?
現在、最も時間を割いている事は母親としての役目で、3歳の息子がいます。その他、フリーランサーとしてベトナム人女性向けに、お顔の美容のみならず体型も美しく整えるためのオンラインサロン運営、健康に関わるオンライン・オフラインの事業運営に携わっています。 また、ベトナムにある日本留学センターのイメージアンバサダーも務めています。
日本で学んだことのうち、最も良かったことや、強く印象に残ったことは何ですか?
日本での道のりで、日本人と接し、仕事をする中で、最も印象的で学びが得られたのは、仕事の丁寧さでした。仕事が丁寧であるということは、プロフェッショナルなだけでなく、その仕事に対する尊重の姿勢をも表しています。これは、私が協業パートナーを探すための基準の一つにもなっています。
日本で夢を実現する過程で、どのような困難に遭遇しましたか?
今のところ、仕事における一番の困難は、日本という国があらゆる方面でとても発展しているため、一個人が起業する際には、地盤を確立し、安定した顧客数を得るまでに時間を要するかもしれないということです。しかし、私たちが提供しているサービスの質のおかげで、規模が大きく、安定した顧客群を獲得することができました。これは非常に幸運なことだと思います。
今後の短期的/長期的な計画をお聞かせいただけますか?
今後新型コロナウイルスの流行が収束し、ベトナム人全体の健康分野に対する需要が高まれば、ジムのチェーン展開に乗り出す予定です。コーチ指導付きですが、価格は日本のスポーツジムより安く、誰もが自分の健康を管理する機会を得られるようにします。また、ファッションが好きなので、チャンスがあれば日本でオフィスワーカーとして働く方々向けのアパレルブランドも立ち上げたいと思っています。
日本にいる皆様、特に同業の方々へのメッセージをいただけますか?
本日のインタビューの最後に、日本にいる若者の皆様に伝えたいことがあります。それは、突き進むこと、絶えず努力すること、自分のしたい仕事をするために奮闘することです。失敗を恐ないでください。やってみなければ、自分がどこまでいけるか分かりませんから。私たちは、新しいアイデア、新しい創造性、新しい生き方に対して、とてもオープンな時代に生きています。私たちのような若者は幸いにもこんな時代を生きているのですから、夢に向かって挑戦することを止める理由はありません。皆様のご活躍をお祈り申し上げます。