A Recipe for a Happy Life

日本での幸せライフレシピ

グエン・ティ・タイン・ホア
建築家の夢

日本に来たきっかけは何ですか?

大学の最終学年生の多くがそうであるように、卒業後は自分が専攻していた分野に合った良い仕事に就きたいと思い、ベトナムや日本に拠点を持つ日系企業との提携プロジェクトなど、学校で開催された就職紹介セミナーに積極的に参加しました。そこで先達のキャリアの可能性や経験談を聞きました。自分でも深く調べていき、次第に日本が好きになりました。ベトナムで1年間日本語を勉強し、N3に合格しました。そして2019年6月、日本の土を踏みました。

現在、何のお仕事をなさっていますか?

現在、大阪市内の建設会社で、設計・施工・運用段階での情報モデルの作成・活用に関わる仕事をしています。

日本で学んだことのうち、最も良かったことや、強く印象に残ったことは何ですか?

約3年間の日本での生活と仕事の中で、私のような外国人が溶け込めるよう、日本の上司や同僚が常に熱心にサポートしてくれました。

仕事をすればするほど、日本の防災技術、特に建物の耐震構造に深い印象を抱きました。実際の施工を見学すると、毎回驚き感心しました。それが私の背中を押し、もっと学び、もっと自分のやっていることを好きにさせてくれます。

日本で夢を実現する過程で、どのような困難に遭遇しましたか?

一番の障壁は言葉でした。ベトナムで1年間勉強したことで、日常生活では基本的なコミュニケーションは取れました。しかし、仕事では専門用語知識が不足していました。仕事の要求や内容を十分に理解するために、2度、3度と聞き直さなければならないこともありました。

働き初めた頃は、毎日必ず30分〜1時間程度会社に残り、専門用語や仕事方法を自習しました。家に帰った後は、日本語でソフトスキルを学びました。

約1年かかって慣れ、必要なスキルを習得し、今では日本人の同僚とのコミュニケーションにも自信がつき、仕事もスムーズになりました。

今後の短期的/長期的な計画をお聞かせいただけますか?

近い将来、日本で建築に関する資格を取得する予定です。その後は、建築家として、日本企業とベトナム企業の橋渡し役として働きたいです。日本文化の美しさももっと体験したいです。

日本にいる皆様、特に同業の方々へのメッセージをいただけますか?

新しいものを受け入れる積極性を学ぶ心構えを備えておいてください。「求めよ、さらば与えられん」。皆さんもきっと日本で素晴らしい体験ができると思います。日本語をできるだけ上達させることも忘れないでくださいね。

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