A Recipe for a Happy Life

日本での幸せライフレシピ

ライ・ハ・チャン

日本に来たきっかけは何ですか?

日本にいる皆さんが国を離れると決めたとき、きっとたくさんの夢や志を抱いていたと思いますが、私はそうではありませんでした。私と日本との縁の始まりは、父の「日本で勉強してこい!」の一言でした。それだけで日本に来たのです。その頃の私は、大学を卒業したばかりで、歌劇場の近くの喫茶店でウエイターをしていて、特に大きな夢もありませんでした。もちろん、日本に持っていったのは、自由になることの高揚感、即席麺と洋服、数冊の本が入った2つのスーツケースでした。

現在、何のお仕事をなさっていますか?

現在は、不動産会社で総務経理として働いています。会社の従業員が必要とする手続き、税務書類、保険、各種書類を取り扱う他、給与の計算、定期的な請求書の支払いを行っています。

日本で夢を実現する過程で、どのような困難に遭遇しましたか?

素直であること、正直であることです。もちろん、日本人の100%が素直なわけではありませんが、私が接してきた方々の多くは、自らの非を認める素直さの持ち主でした。

仕事では、どんなに気をつけていても、運悪く間違いを犯すことがある。その時、これに向き合うか、逃げるか、どちらを選びますか?20歳の自分は、いつも逃避し、外因のせいにする方を選んでいました。ミスは認めても、素直にならない。謝るが、あくまで受動的…。

今の自分は、自らを省みることができます。間違ったとき、どこで誤ったのか、どう修正すればいいのか、直視して自己分析することを学んだのです。謝るときは、ただ謝るだけでなく、解決策も添えるのです。その解決策は、本当は最適解でない可能性もありますが、少なくとも相手には本当に申し訳なく思っていることを理解していただけるはずです。そして何より、苦悩したり、思い煩ったりすることなく、常に心が安らぐことでしょう。

今後の短期的/長期的な計画をお聞かせいただけますか?

今は簿記1級の取得を目指しています。将来は税理士の資格を取って、日本で税理士事務所を開業したいです。

日本にいる皆様、特に同業の方々へのメッセージをいただけますか?

常に平静を保ち、間違いには立ち向かっていってください。どんなに困難な状況でも、くじけてはいけません。あらゆる傷を癒すのは、時間とあなたの生きる姿勢です。大丈夫、後から振り返ったとき、自分がいかに強いかわかるでしょう。そして、これらの場面がこれからの困難を乗り越えるための助けになります。

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