A Recipe for a Happy Life

日本での幸せライフレシピ

グエン・ハ・チュング – 私は、生活し、働き、独自の価値を創造するために日本に来たのです。

日本に来たきっかけは何ですか?

私が日本に来たのは梅雨の始まり、2016年の6月でした。自分がなぜこの国に来てしまったのか分からず、人生で一番悲しい梅雨でした。

なんとも悲壮に聞こえますが、夫の仕事の都合で来日する妻の多くに共通する意見です。

「日本的」な妻・母であろうと努め、日本語を独学し、孤独と落ち込みを克服してきたこの6年間で、私は上の疑問に対する答えを見出し始めました。私は、生活し、働き、独自の価値を創造するために日本に来たのです。

現在、何のお仕事をなさっていますか?

現在、World Compassの航空事業部にてVietJet Airの日本総代理、セールスマネージャーを務めています。

また、埼玉県在住のベトナムにルーツを持つ生徒を対象とした無料ベトナム語教室の創設者兼代表も務めています。さらに、先日大使館がベトナム社会主義共和国建国77周年を記念して設立を決定した「在日ベトナム語協会」の副会長にも就任しました。

日本で学んだことのうち、最も良かったことや、強く印象に残ったことは何ですか?

日本人と日本社会の厳しさです。私は日本にいる間ずっと、この厳しさと折り合いを付けれられないところがありました。感心したり褒めたりもしますが、やはり皮肉や酷評を漏らしてしまうこともある。街角、郵便局、役場、銀行、住宅街、そして一番楽しくて雑然とした場所である幼稚園でも、その厳しさをひしひしと感じられます。外国人にとっては、この厳しさが不快感を生じさせたり、差別される要因になることもあります。しかし、私はたくさんの経験を通じて、これが日本が価値と生活の質を維持する唯一の方法であることを理解しました。また、厳しくも非常に忍耐強い日本人のさがは、外国人がここに溶け込み、快適に暮らすための支えとして最も効果的なのです。

日本で夢を実現する過程で、どのような困難に遭遇しましたか?

来日前に何も準備していなかったので、言語で一番苦労しました。日本語学校に行って一つ一つの科目を体系的に学習できるような状況ではなく、独学を選んだので、かなり時間がかかりました。日本語学習の道程を振り返ってみると、一層努力すればよかったと後悔するばかりです。しかし、まだまだ時間はあります。毎日努力すれば、失ったものを徐々に取り戻せると信じています。

今後の短期的/長期的な計画をお聞かせいただけますか?

今後も、美味しいご飯を作ること、家族と楽しい日常を送れるようにすることなど、日々の基本的な事柄をしっかりこなしていきます。

仕事面では、今がVietJet Airにとってパンデミックの打撃から回復するための重要な時期であり、私を含め日本総代理店の従業員全員が日越路線の担当でとても忙しくしています。

また、ベトナム語協会と埼玉のベトナム語教室も全身全霊で取り組みたい活動なので、今後の計画の中で大きな比重を占めています。志を同じくする仲間と一緒に、日本にいる子供たちのためのベトナム語教育・学習活動を一層拡大し、家族とともに、将来の世代と故郷との絆をより鞏固にしていきたいと考えています。

日本にいる皆様、特に同業の方々へのメッセージをいただけますか?

既に打ち明けたように、私の最大の壁は、言葉、そして日本文化の厳しさへの葛藤です。この2つを解決できれば、日本でのびのびと、確固として自分を成長させていくことができるようになると思います。皆さんが健康で楽しく、有意義な日々を過ごされることを願っています。

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